Wednesday, October 6, 2010

Como Agua Para Chocolate

1989 Mexico, Laura Esquivel

タイトルに惹かれた。
Como Agua Para Chocolateとは、
チョコレートが溶けるにふさわしい温度のことを指す。
濃厚な感情の状態、もしくは吹き上がるような怒りのメタファー。

末娘は結婚せず母親の面倒を一生見なくてはならない。
そんな家の慣習がまかり通る時代。
キッチンで育ったTitaは、食べ物の魔法を知っている。

どろどろしていてあまり好きではなかったけれど、
善と悪の分け方が極端。
レシピが魅力的で、描写もきれい。
時代と場所をとても反映している人間関係は興味深い。
特に、社会の女性に対する考え方。

Santiago de Compostela