Thursday, October 14, 2010

蜘蛛巣城

(1957), Akira Kurosawa

マクベスの異文化間翻訳

最初に観たときは終始気味の悪い映画だと思っていたけれど、
マクベスを観、その比較がおもしろかった。

動く蜘蛛手の森。
蜘蛛手の森が動かぬ限り戦に負けることはないとの予言が与える力。
人の傲慢と知恵。

三船の剛毅さに惚れ惚れする。
その表情ががらりと変わるラストシーン。
その変化にも息をのんだ。