Friday, October 8, 2010

Germany Dusseldorf

Germany Dusseldorf, 2004 August

Bella Martha

(2001) Germany
Directed by Sandra Nettelbeck.
With Martina Gedeck, Maxime Foerste, Sergio Castellitto, August Zirner.

おいしい映画。
ドイツ映画だとは知らなかった。
フランス料理店で働く努力家天才シェフと、
イタリア人の本能的なシェフ。

ドイツ人のイタリアへの憧れ。
ストイックな生活の中に見いだす幸せ。
人の心の喪失を埋めるもの。

こころ

(1914) Japan, 夏目漱石

クィアとジェンダーの視点から。
主人公は先生に恋をしているのではないか。
それが、日常生活を離れた場面で目立つ。

こころと平仮名で書かれたいうタイトルから、
静けさとやわらかさを感じてしまう。
境地にあるものの静寂。


仮面の告白

(1949) Japan, 三島由紀夫

告白とは本来、心の中に思っていること隠していることを打ち明けること。
しかし、仮面の告白は、その告白する私が仮面をかぶっている。
巧妙に作り上げられた「私」の姿。
どんな告白も、必ず誰かが造り上げたものである。

同性愛 死への憧れ 兵役逃れ 現実からの逃避





Los Pazos de Ulloa


(1886) Galicia
Emilia Pardo Bazán

キリスト教の存在に疑問を投げかけているように感じた。
野蛮の地として描かれたガリシア。
そこにある世界を「開拓」することは、本当に正しかったのか。

Juliánの正義感と道徳が裏切られる。
過剰な信仰心は何も助けはしない、
というメッセージを感じる。

La Tregua

(1960) Uruguay
Mario Benedetti

少し脱線するけれど、南米のおじさまたちは驚く程かっこいい。
目がするどい、というか、
ああ、こんな人に若いAvellanedaは惹かれたのかと思いを馳せる。

日記形式で進むナレーション。
Martínの目から見る世界。

家族関係
妻をなくし一人で育てた3人の子どもたち。
みんながそれぞれの世界を持っている。

社会への希望と不安
迫り来る定年という節目。

変化は突然やってくる。
望もうと望むまいと。
休戦、そして再び戦争も。

Vicky Cristina Barcelona

(2008)
Directed by Woody Allen.
With Rebecca Hall, Scarlett Johansson, Javier Bardem, Christopher Evan Welch.

いや、なにがなんだかという気持ち半分。
パンチが効いた、という印象半分。

世の中には色んな人がいるんだろう。
興味を持てる、でもよくわからない考え方や感覚に出会える。

映像は文句なし。
Asturiasに飛ぶ三人。
そこに広がる「別世界」

本当に自分の決断は正しいのか。
ここで決めてしまっていいのか。
他の選択肢があったのではないか。

と、誰でもが感じる不安とその裏側。
その裏側はこんな風になっているのか。

自分が歩んでいるのは平凡な人生?
それとも幸せな人生?
その破綻の可能性を見てしまうVicky。

Christinaの前に向かうという姿勢は、
実は才能なんかよりもよっぽど強い。
その選択をできるということが才能。

ペネロペのよくわからない感情の表し方、
なんとなく馴染みがある気がした。