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Tuesday, February 28, 2012

Cien Años de Soledad


G. García Márquez (1967)
鼓直(訳)(2006)

一族の100年の歴史が一冊になったという時間の膨大さ。

一人の主人公が何かに立ち向かって変化して・・・
といった流れに慣れていると読み始めはとまどう。
どの登場人物にも感情移入している暇がない。

何人もの共通の名前を持った主人公が現れては消えていく。
これらの登場人物を切り取ってシリーズにできるくらいの数々の出来事。
その登場人物がBuendíaの血を引くことを示す性質を持ち、悪癖を繰り返す。
ゾラのルーゴン=マッカール叢書の何冊にも渡るごたごたのような、
ドストエフスキーのロシア的小説の家族関係を思い出すような。

発展は何のためにもたらされるもの何か考えさせられる。
ジプシーたちが年に一度運んでいた外の風は一気に加速していく。
鉄道が通り、バナナ工場ができ、世界の不公平を引き受ける村。
村に富をもたらすはずであった鉄道によって運び出され、
容易くもみ消された虐殺と搾取の事実。
後には廃墟と、変形させられた自然が残った。

一人一人が孤独を抱えた家族。
その孤独の終焉が一族の終焉を呼び込む。
愛するものの喪失によって自分の孤独を再確認し、
舞い上がる風の中で、砂でできた塔であったかのように薄れていく一族。
床を突き破り、壁を傾かせる自然の力を凌駕した人間の力の敗北の瞬間。
覚えているものは誰もいなくなり、人間の諸行無常を感じさせる。

生々しい描写も多数あるが、比喩を使った生き生きとした情景描写も魅力。
La atomósfera eran tan húmeda que los peces hubieran podido entrar por las puertas y salir por las ventanas, navegando en el aire de los aposentos.

sino que era tal vez el primer hombre en la historia de la especie que hizo un aterrizaje de emergencia y estuvo a punto de matarse con su novia sólo por hacer el amor en un campo de violetas.

二つの故郷を得たことで、双方への寂寥を感じるカタルーニャ人の心境。
刺激から遠ざから、平穏と退屈に苛まれる時間から生まれるに種類の郷愁。
「活気と刺激にみちていた手紙がしだいに幻滅の歌と化していった。」

Eu cualquier lugar que estuvieran, recordaran siempre que el pasado era mentira, que la memoria no tenía caminos de regreso que toda primavera antigua era irrecuperable, y que el amor más destinado y tenaz era de todos modos una verdad efímera.

No se había ocurrido pensar hasta entonces que la literatura fuera el mejor juguete que se había inventado para burlarse de la gente.

Saturday, November 20, 2010

Bonbón; el perro

Argentine 2004

by Calros Sorin
with Juan Villegas, Walter Donado

トレイラーのトーンに、
この映画は泣かせる気だ、と覚悟して観たら拍子抜け。
クスッと笑えるほのぼの映画でした。

これが色々賞をとってる、ねぇ。

パタゴニアの美しい自然満載。
土地の気質もよく表れていて、
社会状況が楽ではないことはわかる。

でも、ちょっとこの展開はお気楽すぎじゃない?
まぁたまには、こういう映画もあっていいのかな。

El Dirigible

Uruguay 1994
by Pabrlo Dotta

詩人Onettiを巡り、
ウルグアイの首都Montevideoの街を舞台に繰り広げられる、
よくわからない(私には)な物語。

情報収集します。

Saturday, October 30, 2010

La Virgen de Los Sicarios

(2000) Colombia
Directed by Barbet Schroeder
Starring Anderson Ballesteros, Juan David Restrepo, Germán Jaramillo

ストーリー自体は在りふれたもの。
裕福な作家と若い少年の出会いから、少年の死へ。

舞台はMedellín、コロンビアの地方都市。
ギャングの争いが絶えず、麻薬が蔓延る街。
終わりのない暴力の連鎖。

暴力がだんだんと当たり前に思えてくる構造。

Friday, October 8, 2010

La Tregua

(1960) Uruguay
Mario Benedetti

少し脱線するけれど、南米のおじさまたちは驚く程かっこいい。
目がするどい、というか、
ああ、こんな人に若いAvellanedaは惹かれたのかと思いを馳せる。

日記形式で進むナレーション。
Martínの目から見る世界。

家族関係
妻をなくし一人で育てた3人の子どもたち。
みんながそれぞれの世界を持っている。

社会への希望と不安
迫り来る定年という節目。

変化は突然やってくる。
望もうと望むまいと。
休戦、そして再び戦争も。

Wednesday, October 6, 2010

Como Agua Para Chocolate

1989 Mexico, Laura Esquivel

タイトルに惹かれた。
Como Agua Para Chocolateとは、
チョコレートが溶けるにふさわしい温度のことを指す。
濃厚な感情の状態、もしくは吹き上がるような怒りのメタファー。

末娘は結婚せず母親の面倒を一生見なくてはならない。
そんな家の慣習がまかり通る時代。
キッチンで育ったTitaは、食べ物の魔法を知っている。

どろどろしていてあまり好きではなかったけれど、
善と悪の分け方が極端。
レシピが魅力的で、描写もきれい。
時代と場所をとても反映している人間関係は興味深い。
特に、社会の女性に対する考え方。

Santiago de Compostela



Friday, October 30, 2009

Voces Inocentes

(2004) Mexico
Directed by Luis Mandoki.
With Carlos Padilla, Leonor Varela, Gustavo Muñoz

生きる権利。
全ての人間は幸福に生きるために生まれてくる。
それを強く意識させられた映画。

1980年から12年間もの間続くことになるエルサルバドルでの内戦。
12歳になると徴兵される少年たち。
この話が実話であることが重い。

中南米の映画に出てくる教会と学校。
実際に自分の真実を貫いた聖職者はどれくらいいたのだろう。
それでも、こういう人がいたと思うと胸が熱くなる。

禁止された歌を聴きながら歩くChava
子どもをかばうために自ら盾となる神父。

何を守るために戦争を始めたのか。
何かを守るために、誰かの大切な人を傷つける。
そんな状況に置かれて、麻痺する感覚。

同じ環境にいた子どもが、
無邪気に笑い合っていた仲間だったはずなのに、
武器で人を脅すことを覚える。
本当は何のために戦っているかすらわからないのに、
必死に銃を撃つ。
そうしなければ自分が生き残れないから。

非人間的に見える兵士たちが、
ヘルメットをとった瞬間に見せる人間の顔。
選んだわけではない。

Gringo
アメリカ兵に与えられたガム。
おいしかったガムが、
一瞬にして味を失う。

銃弾が飛び交う中、
生命の危機にさらされた環境で、
静かに歌うtechos de carton

大切な人を想う気持ちがひしひしと伝わる。

Farabundo Martí National Liberation Front (FMLN)
反抗と犠牲

兵士は、指導者は、何を求めているのだろう。
何を求めて非人間的になるのだろう。

罪のない人々が敵に見え、
敵を全て消滅させようという心理にたどり着くには、
どのような経緯があるのだろう。

75000人が殺されたエルサルバドルの内戦は終わったけれど、
世界には300万人の少年兵がいるという事実を訴え続ける。

Saturday, October 24, 2009

Machuca

(2004) Chile
Directed by Andrés Wood.
With Tamara Acosta, Matías Quer, Alfredo Ahumada.

1973年のSantiago de Chile
裕福な家庭の少年たちが通う私立学校。
そこに貧困層の少年たちが連れてこられる。
彼らを兄弟のように受け入れなさいと。

戸惑う子供たち。
それまで”見たことのない”世界が自分のテリトリーに入ってきたのだから。
しかし、次第に距離が近づくGonzaloとMachuca。
自分にはない環境を新鮮に感じ、仲良くなっていく。

親たちの集まる礼拝堂。
富裕層と貧困層の対立が強調される。
こんなに近くにいるのに届かない。

Machucaの母親の言葉が胸にしみる。
世界は変わらない。弱者はいつまでも弱者であると。
貧困の輪を思い出した。

それに対するGonzaloの母親。
子供たちをりんごとなしに例えてちがいを強調。
それに対して父親が「ちがうからこそ一緒にするんだ」というけれど、
人間が”ちがう”という時点で奢りだと思った。
MachucaとGonzaloの何がちがうかと言えば、環境。それだけ。

信念に基づき、ばからしく見えることもあっても、少年たちの教育に全てをかけたPadré McEnore。
"Este ya no es un lugar sagrado." "El Señor ya no está aquí"と、火を消すシーン。
涙を流し続けながら聖体をむしゃむしゃと食べきる。
だけど、彼の伝えたかったことは少年たちに伝わっていると思う。
何も感じていないように見えるGaston少年の中にも。
それがこの先の行動に表れなかったとしても。

それぞれが家族に対して悩みや問題を抱えている。
自分の、家族の幸せ。

それが踏みにじられる。
人間が、人間として扱われない。
その痛みは政治家たち、兵士たちには届かないのか。
ナショナリスタのデモに参加する富裕層。
他人の痛みを感じることはないのだろうか。
気がついていないのだろうか。

同じ時代、同じ場所、同じ年齢の少年が経験する大きな違い。
Mira me!と叫ぶだけで助かるGonzaloとどうしようもできないMachuca。

国際的な反応もFIFAの表面的な調査による判断で隠されてしまう。
壁の落書きNo a la guerra civil!がA la guerra civil!に変わり、全ては闇の中へ。




Sunday, October 11, 2009

Valentín

(2002) Argentina

家族とは。
愛とは。
幸せとは。

自分の力ではどこにも行けないとき、
それならばどうするか。

Tuesday, June 2, 2009

La Puta y La Ballena


(2004) Argentina
Directed by Luis Puenzo.
With Leonardo Sbaraglia, Aitana Sánchez-Gijón, Pep Munné.

哀愁漂うバンドネオンの音と、官能的なアルゼンチンタンゴ。
哀しみを湛えた、美しい映像に監督の美学が込められている。
現在と過去が交錯し、一つの世界になっている映画の中。

女性の強さと、哀しさ。
強い”女”になろうと思った。
”女”としての強く生きることは、男性とはきっと違うから。
したたかに、たくましく、美しく生きるこの映画の女性たちは美しい。
    
アルゼンチンの自然の映像が美しくて、未知なる世界への旅に憧れた。
       
打ち上げられて、どこへも行けない鯨が、それでも誇り高くその場に存在することが、
自由がなくても、誇り高く生きている女性を連想させた。
どんな制限があったとしても、自分の運命は自分で決める。

Monday, May 18, 2009

Maria Llena Eres de Gracia

(2004) Colombia
Directed by Joshua Marston.
With Catalina Sandino Moreno, Virgina Ariza, Yenny Paola Vega.
主演;カタリーナ・サンディノ・モレノ
パリジュテームでも印象が強かった。
あどけなさが残る顔と、暗くて意志の強い瞳をもったマリア18歳。
ふっと見上げた青空がきれいで、無性に何かをしたくなることがある。
     
普通の日常の裏にある、淡々と続くもうひとつの世界。
すごく暴力的なシーンが映るわけではないけど、それが生々しくて痛い。
    
流れ落ちる汗と息が詰まりそうな空間。
どこにも行けない。
何も変わらない。
   
選択肢を与えられるってものすごく幸運なこと。
彼女は自分で人生を掴み取った。
でも、できずに一生を終える人は世界にどれだけいるんだろう。
これが日常。
私の知らない世界の一面。
対比、メッセージが直球で伝わる。
大好きな映画のひとつ。

Tuesday, April 7, 2009

Amores Perros


(2000) Mexico
Directed by Alejandro González Iñárritu.
With Emilio Echevarría, Gael García Bernal, Goya Toledo.
すごく上手く構成されてる。
才能溢れる監督なんだろうな。
先が予測できない展開。
好みではないけど、いい映画。

Saturday, December 20, 2008

Vidas Privadas

Directed by Fito Páez.
With Cecilia Roth, Gael García Bernal, Luis Ziembrowsky.
(2001)

育てた親はそんなにguiltyなの?
大切に育ててきた息子に殺されるほど、
息子と夫を一度になくすほど、
彼らの罪だけが重かったの?
そこが納得いかない。

心の傷を扱っていて、その深さに、人間の独特な繊細さに引き込まれるけど、
ラストがやっぱり納得いかなかった。