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Wednesday, August 21, 2013
AMOUR (2013)
なんとも、言えない感覚が残る映画だった。
相手を思いやる優しさと、自尊心と、苦しみ。
他所で生活をしている子どもたちは結局、
この空間の外におり、理解者であっても共有者ではない。
濃密な空間、濃密な時間。
二人で、
ここまで相手のことを思いやれるのか、
これは思いやりなのか、
「年老いる」方向にしか向かっていけない、
人間の生とは何か、という問いが残った。
船を編む (2013)
観た後の感想は、原作を読んでみたい、ということ。
時間的な制限のある映画化にあたって、
取り入れられなかったエピソードが多かったように感じる。
特に、マジメさん側の恋ではなく、
二人の間で恋愛が育っていく過程の展開が唐突だったな、と。
主人公であるマジメさんの心の内は、見る人に任せているところに好感。
分からない所が残っている方が、観た後の印象が良くなるのは個人的な好みだとは思うけれど、その様なスペースを残した撮り方であった、ということ。
登場人物がみな魅力的で、心温まる。
社会には、色々な人がいて、でも一生懸命良かれと思うことをやっている。
最適な居場所が見つかるっていうのは、かけがえのないことだ、というメッセージかな。
Sunday, February 26, 2012
Wednesday, January 18, 2012
Tu seras mon fils
Wednesday, August 3, 2011
Monday, June 27, 2011
Baciami Ancora
Exit through the gift shop
Black Swan
Bonnie and Clyde
Thursday, May 19, 2011
El Mal Ajeno
Sunday, May 1, 2011
Gainsbourg
Tuesday, April 26, 2011
Before Sunset
Sunday, April 3, 2011
父ありき

小津安二郎 監督
笠智衆、佐野周二、津田晴彦
小津は何故、自らの戦争体験は描かず、
生涯得ることのなかった家族の図を探求したのか。
その体験がなかったからこそ、この完璧な父親が造られたのだろうか。
正しく、慎ましく、愛情に溢れた、理想の昭和の父親像。
対する、これまた従順で、誠実で、父親想いの理想の息子。
坊主頭に象徴される戦争の影。
手塩にかけて育てた息子が戦争にとられてしまうという知らせにも
いつもの様に淡々と、でも愛情を込めて応える父親。
時代だなぁと思ってみたり。
お互いのことを想うからこそ一緒に暮らすこともできない家族がいる。
例えば、それが簡単に叶う家族だってたくさんいるわけで。
「父さんと一緒に過ごした十日間が人生で一番仕合わせだった」と呟く息子。
「私は仕合わせなだった」と語る父親。
一緒にいたからこそ得られた仕合わせと、
一緒にいなかったからこそ叶った成功、両方がある。
現代の日本社会は、得られるものだけに囚われすぎてきた。
この価値観をもっと主張できる世の中でもいいと思う。
http://book.asahi.com/review/TKY201104050139.html
Casablanca
(1942)Michael Curtiz
Humphery Bogart, Ingrid Bergman, Paul Henreid
プロパガンダな色が強い映画。
ドイツ=悪という構図。
映画によるステレオタイプ形成の典型的な例。
Vichyの水を捨てるクローズアップが特に印象に残った。
後は、La Marseillaiseを熱唱するシーン。
スカっとはするんだけど気に入らない。
どうもこういう正統派のロマンスは苦手だ。
正しくかっこいいヒーローと、
自分の信念を貫くMrダンディーと、
二人の間で揺れるヒロイン。
でも、何人かの脇役が際立っていて楽しめる。
レジスタンスの理念が見え隠れする。
時代背景を考えながら見るとおもしろい。
君の瞳に乾杯
Here's looking at you, kid.
Le Bonheur
Nostalgia
(1983)Directed by Andrey Tarkovskiy.
Starring Erland Josephson, Oleg Yankovskiy, Domiziana Giordano.
美しい映画。
一枚一枚が丁寧に作り込まれた写真の様。
美を切り取る目を養ってくれる。
自然ではないことが明らかだけれど、
あってもおかしくないというシーンがたくさん。
そのありえない美しさへの懐古がノスタルジア。
あくまで実現はしないものでも、
人の頭の中に生きている景色。
水の様々な使われ方。
教会の中に流れるせせらぎの奥に沈む彫刻。
絶望を表現するかのように家の中に降り注ぐ雨。
どしゃぶりの雨と緑を窓から眺める。
ぼんやりと湯煙のあがる大衆浴場。
そこにこだまする声は現実との境目の様。
時折挿入される、セピア色のフラッシュバック。
半分朽ちた大聖堂の中心に座した主人公が見つめるものは?
MICMACS A TIRE-LARIGOT
Tuesday, March 29, 2011
Los Abrazos Rotos

(2009)
Directed by Pedro Almodóvar. Starring Penélope Cruz, Lluís Homar, Blanca Portillo.
あっさりと観ることができたところにがっかりした。
最近のアルモドバル映画は受け入れられがたい印象がだんだんとなくなってきた。
ペネロペのための映画。
ファッション、カラフル、ハイヒール。
映像の色と質感が素晴らしかった。
アルモドバル俳優が揃っていて、
Mujeres Borde Ataque Nervioへのオマージュが楽しめる。
Blanca Portilloの演技好きだな。
映画作りへの愛が込められていると思う。
破られた写真で埋め尽くされるシーン、トマトにこぼれ落ちる涙。
ハイヒールのクローズアップがアルモドバル。
Ernestoが死んだふりをしていたシーンのペネロペ無表情。
Ernestoがペネロペを突き落とした無表情。
唇の動きを読むプロフェッショナルの過度な無表情はユーモアなんだろう。
アルモドバルの世界では女の方が感情に流されやすく、周りに影響されやすく、正しい選択をしているとは限らなくても理解されやすい反応をする。そして一途。
男の方がエゴイストで、移り気で、わかりにくいな、と。
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