(同じ舟に乗り合わせるならば百世もの前世の縁がある。枕を共にして眠るのであれば千世もの縁がある)
Saturday, November 21, 2009
Monday, November 16, 2009
Thursday, November 12, 2009
口に入れるもの
Wednesday, November 11, 2009
Me
気持ちと考えって結びつかない。
わかっているのに。
一生懸命にそれを止めようとしてる。
でも、守るものが多すぎて。
どれもが無理なら、いまが一番いい。
って言い聞かせてる。
お互いのために。
それでもなくなってしまうと思うと、
それを実感すると、涙が止まらない。
あんなにいらいらして、もう無理だと思って、くだらないって思ったのに、
やっぱり自分の中で大きな存在だったことを改めて実感してる。
心のどこかで、それでもいつまでも続くって思っていたから。
恋愛は一人で考えるものではなくて、二人でつくるもの。
簡単に口では言えるけれど、私はそれを実践してきただろうか。
自分の心の中のみに仕舞ってやきもきしてたんじゃない。
こんないつらいものだなんて忘れてた。
それでも、ケータイに入った二つのメールに救われた。
近くにいてくれる友達の大切さが心に染みた。
Sunday, November 8, 2009
Wednesday, November 4, 2009
Apocalypse now
(1979)
Directed by Francis Ford Coppola.
With Marlon Brando, Martin Sheen, Robert Duvall.
「地獄の黙示録」「闇の奥」
"Heart of Darkness"を基にしてベトナム戦争の残酷さ、非人道的な姿を描く。
現実ではないとしても現実だったかもしれない。
サーフィンをするために村を焼き払う隊長。
死んだ敵の体の上にDeath cardを無造作に投げ落とす。
重傷の敵に同情心を見せたかと思うと次の瞬間にはサーフィンの話をしている。
戦争が、彼にとってはゲームの一つとしか捉えられていない。
鬼ではなく部下にも人気のある一人の人間。
銃弾の飛び交う中、恐れないと立ち上がった姿は狂気の中以外の何者でもない。
被害者は直接の攻撃対象とされた人々だけでない。
優位に立って無感覚に攻撃をしているように見えるアメリカ軍の兵士にも及ぶ。
自分が生きてきた価値とはあまりに切り離された世界に連れてこられた青年たちが次第に精神を病んでいく。
悲惨な状況を見たウィラードの頭に浮かぶ疑問。
カーツは何の罪を犯したのか。
このような殺人が堂々と認められているこの場所で、何をもって殺人罪と呼ぶのか。
ここでも人の命が平等に価値あるものではなく、社会の、そして個人の判断に委ねられている。
ジャングルの中に立てられたぎらぎらとしたステージのプレイガールを取り囲む迷彩色の服を着た集団。
それを柵の外の闇から見つめるベトナム人。
華やかな『文化』を発展させたアメリカの成れの果て。
自分はコックになりたかったのだと嘆くchef
虎との遭遇で、ボートから決して出てはいけないとヒステリックに繰り返す。
罪のないベトナム人の一家が、狂気の銃弾によって倒れる。
子犬を思っただけなのに、命を落とした少女。
無表情にとどめを刺すウィラード。
ボートの中の力関係が崩れかかり、極限状態によって判断を狂わせていく兵士たち。
ベトナム戦争のことなど何も知らないサーファーのlanceが子犬を庇い戦場を見つめる姿は無邪気にも見える。
顔を緑色に塗り、これでカモフラージュができると言い、子どもに戻ったように見える。
軍部の指令を無視し、密林の中に自分の王国を作ったカーツ。
Heart of Darknessでは、彼は象牙に取り憑かれていた。
ここで彼が求めていたものは何だったのか。
彼の王国は、無惨な死体が転がっており、明らかに暴力から無関係な世界ではないのに、そこに人々が求めたものは何だったのか。
力での支配が行われていたとしても、あの様にカーツが慕われていたのはなぜ?
この王国では、犠牲者の姿が露になった隠喩?
実際にはこのように犠牲になっている人間がおり、その上で権力が成り立っている。
それが巧く隠されているだけである、と言いたいのかな。
自分の死を感じたカーツは遺言めいた言葉をウィラードに残す。
自分が死んだら、息子に自分が行ってきたことを伝えて欲しいと。
そして、彼には自分を殺す権利はあっても、人殺しと呼ぶことも、自分をjudgeすることもできないと。
Horror, horror.
カーツが見た地獄は、単にこの非人道的な経験を指すのかがよくわからない。
アメリカ軍が予防接種を行った子どもたちの腕を切り落とした解放軍。
信仰や信念もまた狂気となる。
敵ですらない人間を傷つけるその責任はどこへ?
そして、その状況を作り出すのが戦争。
それがここで言われている地獄の一部であるとしてもそれだけではない。
生け贄の水牛とカーツの暗殺が同時に映し出される。
カーツ王国はウィラードを王として迎え、武器を捨てたのか。
しかしここで武器を捨てたことはベトナム戦争自体とは何の関係もない。
だとしたら虚偽の世界を捨てた?不平等な社会構成を?
Friday, October 30, 2009
Voces Inocentes
(2004) Mexico
Directed by Luis Mandoki.
With Carlos Padilla, Leonor Varela, Gustavo Muñoz
生きる権利。
全ての人間は幸福に生きるために生まれてくる。
それを強く意識させられた映画。
1980年から12年間もの間続くことになるエルサルバドルでの内戦。
12歳になると徴兵される少年たち。
この話が実話であることが重い。
中南米の映画に出てくる教会と学校。
実際に自分の真実を貫いた聖職者はどれくらいいたのだろう。
それでも、こういう人がいたと思うと胸が熱くなる。
禁止された歌を聴きながら歩くChava
子どもをかばうために自ら盾となる神父。
何を守るために戦争を始めたのか。
何かを守るために、誰かの大切な人を傷つける。
そんな状況に置かれて、麻痺する感覚。
同じ環境にいた子どもが、
無邪気に笑い合っていた仲間だったはずなのに、
武器で人を脅すことを覚える。
本当は何のために戦っているかすらわからないのに、
必死に銃を撃つ。
そうしなければ自分が生き残れないから。
非人間的に見える兵士たちが、
ヘルメットをとった瞬間に見せる人間の顔。
選んだわけではない。
Gringo
アメリカ兵に与えられたガム。
おいしかったガムが、
一瞬にして味を失う。
銃弾が飛び交う中、
生命の危機にさらされた環境で、
静かに歌うtechos de carton
大切な人を想う気持ちがひしひしと伝わる。
Farabundo Martí National Liberation Front (FMLN)
反抗と犠牲
兵士は、指導者は、何を求めているのだろう。
何を求めて非人間的になるのだろう。
罪のない人々が敵に見え、
敵を全て消滅させようという心理にたどり着くには、
どのような経緯があるのだろう。
75000人が殺されたエルサルバドルの内戦は終わったけれど、
世界には300万人の少年兵がいるという事実を訴え続ける。
Sunday, October 25, 2009
Saturday, October 24, 2009
Machuca
(2004) Chile
Directed by Andrés Wood.
With Tamara Acosta, Matías Quer, Alfredo Ahumada.
1973年のSantiago de Chile
裕福な家庭の少年たちが通う私立学校。
そこに貧困層の少年たちが連れてこられる。
彼らを兄弟のように受け入れなさいと。
戸惑う子供たち。
それまで”見たことのない”世界が自分のテリトリーに入ってきたのだから。
しかし、次第に距離が近づくGonzaloとMachuca。
自分にはない環境を新鮮に感じ、仲良くなっていく。
親たちの集まる礼拝堂。
富裕層と貧困層の対立が強調される。
こんなに近くにいるのに届かない。
Machucaの母親の言葉が胸にしみる。
世界は変わらない。弱者はいつまでも弱者であると。
貧困の輪を思い出した。
それに対するGonzaloの母親。
子供たちをりんごとなしに例えてちがいを強調。
それに対して父親が「ちがうからこそ一緒にするんだ」というけれど、
人間が”ちがう”という時点で奢りだと思った。
MachucaとGonzaloの何がちがうかと言えば、環境。それだけ。
信念に基づき、ばからしく見えることもあっても、少年たちの教育に全てをかけたPadré McEnore。
"Este ya no es un lugar sagrado." "El Señor ya no está aquí"と、火を消すシーン。
涙を流し続けながら聖体をむしゃむしゃと食べきる。
だけど、彼の伝えたかったことは少年たちに伝わっていると思う。
何も感じていないように見えるGaston少年の中にも。
それがこの先の行動に表れなかったとしても。
それぞれが家族に対して悩みや問題を抱えている。
自分の、家族の幸せ。
それが踏みにじられる。
人間が、人間として扱われない。
その痛みは政治家たち、兵士たちには届かないのか。
ナショナリスタのデモに参加する富裕層。
他人の痛みを感じることはないのだろうか。
気がついていないのだろうか。
同じ時代、同じ場所、同じ年齢の少年が経験する大きな違い。
Mira me!と叫ぶだけで助かるGonzaloとどうしようもできないMachuca。
国際的な反応もFIFAの表面的な調査による判断で隠されてしまう。
壁の落書きNo a la guerra civil!がA la guerra civil!に変わり、全ては闇の中へ。
Sunday, October 18, 2009
順序
生活においての優先順位。
食が第一位なことに気がついた。
一緒に食事をして、その喜びを分かち合えること。
些細なことかもしれないけど、大きなこと。
恋愛において、どんなに性格があっても、
食への気持ちがちがったらだめかもしれないと思うくらい。
物事へのこだわりはあまりない方だと思うけど、
食については普通以上かもしれない。
おいしく食べたい。
健康的に食べたい。
原形が見えないものは食べたくない。
作った過程が見えるものが食べたい。
肉食はなるべく減らしたい。
代わりにチーズ食にしたい。
新しいもの、ちがうものを食べたい。
すきな人と一緒に食べたい。
おいしいね、って言いながら食べたい。
体の求めるものを食べたい。
あれ?言いたいことが変わっちゃった。
Sunday, October 11, 2009
Like a Dream
Monday, October 5, 2009
I (Heart) ...
好きなことを考えてたら、まとめてみたくなった。
踊ること、サルサ、サンバ、ジャズダンス、水の中、海、ビーチ、ビール、デリリウムビール、パナシェ、サングリア、グリューワイン、シナモンロール、カップケーキ、アイシング、キッチン、料理、大好きな人とのごはん、おうちごはん、外のテラス、優しい色の明かり、石造りの街、青い空、道端に残されただれかの言葉、ロマンス語の響き、フランス、果物摘み、手作りのジャム、艶のある赤色、肌触りのいい生地、ふざけたパジャマ、ガールズナイト、お風呂、いい香りのお風呂グッズ、ロクシタンのシャンプー、香水、ナイトアウト、ファンシードレス、パーティー、GH、芝生、お外で飲むこと、シャンパン、ひらひらしたドレス、凝った作りの靴、卑弥呼、カラフルな靴下、ワンピース、ピクニック、お花見、東京、ICU、英語、本、江國香織、きれいで曖昧な日本語、言葉を勉強すること、スペイン語、ラテン音楽、アンダルシア、モダニズム建築、ルイス・ドメニク・イ・モンタネル、ホアン・ミロ、ピカソ、ゴッホ、ジャポニズム、クリムト、ヨーロッパ映画、フリオ・メデム、Los Amantes de Circlo Polar、Jeux des Enfants、Children of the Nature、黒沢明、尾道、田舎の夏、写真を撮ること、鮮やかな色、新しいもの、人に出会うこと、アイデンティティースタディー、旅行、バックパック、だれかの家、お庭、友達とのお茶、ホットチョコレート、牛乳、マシュマロ、お風呂の後にビーズクッションに埋もれて誰かと観る映画、伝統、高級感、フォーシーズンズホテル、椿山荘、ゴルフ、スコットランド訛りの英語、
Sunday, October 4, 2009
My Way to the Cupcakes
Saturday, October 3, 2009
My Loves
Friday, October 2, 2009
Chariots of Fire
(1981)
Directed by Hugh Hudson.
With Nicholas Farrell, Nigel Havers, Ian Charleson.
伝統と技術が対立する時代のイギリスの若者たちの話。
一人は神のために、もう一人は自分自身と民族のために。
中国という異国の地に生まれ育ったが、
家族と血統により自然にイギリス人と認められる中流階級のエリックに対し、
ケンブリッジ大学進学というエリートココースを歩み、
自分をイギリス人と意識しているにも関わらず、
名前がユダヤ人である故に差別を受けるアブラハム。
一人は、走ることを自らの武器とし、
もう一人は、走ることを神への献身と認識する。
自分の持つ理念を疑わず、真摯に前に向かう二人。
ナショナリズムの要素は、アブラハムが自分のためだけでなく、
自分の民族のために走ったという点にも表れているのではないか。
それに対し、自らも、周りもスコットランド人と認めるエリックが、
自分の国の王子に頼まれても日曜の出場を拒んだのには、
宗教が彼にとってのプライオリティーであったという要素だけでなく、
イギリス人⇔スコットランド人という差もあるのではないか。
良き伝統を代表するアンディーは才能に溢れ、かつ努力もする。
ただ、シャンパンを置いての練習が何を表すのかが分からなかったけれど。
悪しき伝統を表すケンブリッジの教授たち。
アマチュア理念を掲げ、努力を個人の欲望と見なす。
紳士として負けるべきだと。
マージナルの位置にあるコーチとアブラハムの関係。
自らのペンダントを渡し、息子よ、と呼ぶのは周縁の者という二人の立場。
そして、技術に支配され、ある意味悪役の位置にあったアメリカ。
お揃いのスエットに、胸には国旗、機械的な動きで成果はあげるが、
本質的な何かが足りないと顕著に表れている。
オリンピック後、帽子のふたが抜けるシーンは、
宗教、民族の壁を超えたことを表しているのかな。
St Andrewsのシーンが美しい。
West Sand
Thursday, October 1, 2009
Sunday, September 27, 2009
Nagging
Tuesday, September 15, 2009
Monday, September 14, 2009
2 years
Thursday, September 10, 2009
薬指の標本
監督;Diane Bertrand
原題;L'annulair
感覚に訴えてくる映画。
音と質感の表現が圧倒的。
ぞくってするほど、感覚が伝わってくる。
青に金の蝶が舞う冷たいタイル。
深い赤のエナメルの靴を履かせる仕草。
透きとおった風に揺れるドレス。
優雅に、気が狂ったように揺れるブランコ。
亡霊のように雨の窓に映る二人。
「私はあなたに囚われていたかった。
この靴を履いたまま。」
原題;L'annulair
感覚に訴えてくる映画。
音と質感の表現が圧倒的。
ぞくってするほど、感覚が伝わってくる。
青に金の蝶が舞う冷たいタイル。
深い赤のエナメルの靴を履かせる仕草。
透きとおった風に揺れるドレス。
優雅に、気が狂ったように揺れるブランコ。
亡霊のように雨の窓に映る二人。
「私はあなたに囚われていたかった。
この靴を履いたまま。」
本がすき。
小川祥子の日本語がすき。
警告に対して、どこにも行きたくないと答える彼女。
捕われていることが心地良いという感覚。
自由であることが、自分で全てを決めれることが重荷。
分かる気がした。
決められた生活。
決められた順序。
ないものねだりなのだろうと思う。
自由がなければそれを欲する。
自由であれば不安になる。
日本文化に基づく感覚かと思えば、
映画化した監督はフランス人。
不思議だ。
レシピfrom 読売新聞
《1》
イチジク2個/練りゴマ60g/生クリーム20cc/白ワイン、白いりゴマ各適量
<玉みそ>(作りやすい分量)白こしみそ300g/砂糖30g/酒、みりん各30cc/卵黄2個
■作り方
《1》イチジクは皮をむいて白ワインを振りかけ、蒸気の上がった蒸し器に入れる。強火で3~4分軟らかくなるまで蒸し、あら熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
《2》玉みそを作る。白みそに砂糖を混ぜ、酒、みりんを少しずつ加え混ぜる。火にかけてねっとりするまで練る。火から下ろし、卵黄を加えて混ぜ、裏ごしする。
《3》
《3》玉みそ20gと練りゴマを合わせ、生クリームとイチジクの蒸し汁を適量加えてのばす。
《4》イチジクを半分に切って器に盛り、〈3〉をかけ、白いりゴマを振る。
ゴマいる時水を加えて
ゴマをいる時のちょっとしたコツを岡元さんに教えてもらった。それは、水を少し加えること。ゴマ100gに対し25ccぐらいの水を加え、その水分が乾くまで、弱火で気長にいっていくと、水分を吸ったゴマがぷっくりとふくらみ=写真=、香ばしい香りが漂ってくる。「いりゴマ」として売られているものでも、水を加えていり直すと、驚くほどおいしくなるという。
(2009年9月5日 読売新聞)
Tuesday, June 16, 2009
All the Invisible Children
(2005)
Directed by Mehdi Charef, Emir Kusturica.
With Rodrigue Ouattara, Uros Milovanovic, Dragan Zurovac.
STEFANO VENERUSO CIRO イタリア
青白い影絵。
壁の向こうの見えない場所にいても、その声は追いかけてくる。
退廃的で、強がっていても力のない少年が犠牲になる
Spike Lee Jesus Children of America アメリカ
大人の行いが、こんなにもダイレクトに子どもに反映される。
親の責任というものは、こんなに重い。
食べるものに困っているわけではない、そんな環境だからこそ、その痛みが引き立つ作品。
Mehdi Charef TANZA ルワンダ
子どもだけの戦闘部隊。
村を襲撃するその姿は悪役に見える。
無垢な子どもたちが通う学校に爆弾を仕掛ける。
でも、その教室の中で安心しきった顔で目を閉じる少年。
全ての子どもが犠牲者である。
Emir Kusturica BLUE GYPSY ユーゴスラヴィア
コメディタッチで描かれているけど、
底深い家族の問題が隠されている。
したたかに生きることを覚えざるをえない子どもたち。
学校に行くことができず、子どもとして生きることが許されなかった彼は、
刑務所の中が唯一の子どもとして存在していられる場所だったのではないか。
John Woo Song Song and Little Cat 中国
同じ国に、同じ時代に生まれた二人の少女。
一人は、贅沢に囲まれて、一人は、貧困の街中に生まれた。
しかし、純粋な愛情を知ったのはどちらだったのだろう。
お互いに足りないものがある。
同じような少女が、暗く、狭い部屋の中で人形に目を輝かせるシーン。
心が痛い。
Kátia Lund Bilu e João ブラジル
子どもたちにとって、これは仕事(遊び)である、と描かれているけれども、
本当にそうなのだろうか。
子どもは、どんな状況でも遊びの世界に変える力を持っている。
その力の素晴らしさを描き、悲惨さを見せない。
しかし、環境の悪さから同情したくなってしまうし、
何が幸せなのかを考える。
Jordan Scott Ridley Scott JONATHAN イギリス
戦争に行ったジャーナリストがその体験を忘れることができず、
いつの間にか子どもに戻って、
その経験を、異なる視点から追体験する。
これは、あまりわからなかった。
映画全体として、問題提起としては、良い。
けれど、ふわふわとどこか知らない国のおとぎ話として終わってしまいそうな印象があった。
だから、「それでも生きる」っていうタイトルか。
だれかが、映画は問題提起をする場所ではない、と言っていたけれど、
私はそれもありだと思う。
どの作品も幻想的で、もっと見たいと思える。
短編で、少し物足りないと思うところもあった。
もっと深くまで魅せてほしい作品がほとんど。特にCIRO
Hiroshima Mon Amour
(1959)
Directed by Alain Resnais.
With Emmanuelle Riva, Eiji Okada, Stella Dassas.
いくら探してもないと思ったら、邦題が「24時間の情事」
このタイトルなら惹かれなかったかも。
まず、原タイトルの音が好き。
"Hiroshima Mon Amour"
初めて、これを音として耳にしたときから、ずっと頭のどこかに残っていたこの響き。
この映画が伝えたかったことを、私がちゃんと理解したかどうかはわからないけれど、
人を好きになるなんて、こんな些細なきっかけなのかもしれない。
生まれた国がちがっても、
人種がちがっても、
育ってきた文化がちがっても、
そこに、目の前にいるんだから、
好きになったって不自然じゃない。
でも、好きって、それだけではなくて、
いろんな要素が覆いかぶさってきて、
根本の衝動的な感情だけではどうにもならなくなる。
でもそれも、好きのひとつ。
忘却。
彼女がヒロシマでみつけたものは、 衝動に限りなく近いもの。
まっ白い服で夜の街へ飛び出すシーンが好き。
ゆったりとした時間が流れる白黒の世界。
ぞくっとするほど、質感が生々しくて、 目を背けたくなるようなヒロシマと、
平和に見えるヌベールでの、彼女の心の苦しみが対比されていて、
彼女一人分の苦しみなんだけど、 どうにかなってしまいそうなくらい重くて、
過去に何万人分こんな苦しみがあって、
いまも何万人分あるんだろう。
簡単に、自分はかわいそうだなんて言ってはいけないと思った。
Une femme est une femme
Le Mépris
(1963)
Directed by Jean-Luc Godard.
With Brigitte Bardot, Michel Piccoli, Jack Palance.
有名なBBを観たくて選んだ映画。美しいけど、少し顔がこわい・・・
こういうのが、この時代の美人だったんだ。
愛情が醒めて、軽蔑へと変わる。
関係ないけれど、「人との関係って変わっていくものだね。」と言われたことを思い出した。
止められないに、一度変わってしまったら元にはもどらない。
哀しいけれど。
崖と海、男と女、静と動、上と下の対比が、すれ違いを表す。
照りつけるイタリアの太陽と、絵の具のように鮮やかな海。
太陽にじりじりと焼かれるBBの裸体とお尻。
映像が美しい。
壊れていく関係がじりじりと進んでいくところがもどかしくも、リアリティに溢れている。
詩的な会話。
フランス語、難しかった。
Travel
最近、知らない場所に行くことが怖くなっている。
簡単に言葉が通じて、
自分がマジョリティで、
大好きなひとたちに囲まれている時間が長すぎて、
こわい。
_
あんなにわくわくしていた感覚は、どこへ行ったのかしら?
知らないものを見たいと、
がむしゃらに色々な場所をまわった。
私は、旅行者タイプじゃないのかしら。
_
旅行に、もっと意味を与えなければいけないな、と思う。
学ぶために、歩く。
感動するために、見る。
吸収するために、聞く。
それを、何かに生かさなくてはいけない。
_
リスクがこわくて、平和な場所に留まるのも、
楽しいし、幸せだし、満たされている。
でも、だめ。
このままじゃだめ。たぶん。
がんばれー。
_
_
2年間の間に行きたいところリスト
アイスランド
ロンドンのてっちゃん
ルクセンブルグ
ドイツのクリスマス村
オランダのダーヴィッド家
ポルトガル
バスク
Huelvaのロシオ家
夏のアンダルシア
トルコ
チュニジア
セネガルのよりこを訪ねて
イェルサレムにすぐるを訪ねて
_
いまのところはこれくらいだー
American Chocolate Chip Cookies
ブラウンシュガー 3/4カップ
砂糖 1/2カップ
マーガリン、ショートニング 半々、又はマーガリンのみで1カップ
バニラエッセンス 小匙1/2
卵 1個
オールパーパスフラワー 1と3/4カップ
ベーキングソーダ(重曹) 小匙1
塩 小匙1
ブラウンシュガー 3/4カップ
刻んだナッツ 1/2カップ
チョコチップ 1カップ
1;オーブンを375F(190℃)に熱しておく。大きいボールにやわらかくした油脂類、砂糖類をいれ、ふわふわになるまで泡だて器で混ぜる。さらに、卵とバニラエッセンスも加え混ぜる。
2;オールパーパスフラワー,ベーキングソーダ、塩を加える
3;よく混ぜる
(ポイント:粉を加えてから良く混ぜるというのが常識とは違うところですが、この配合ですと重くならず、むしろグルテンを殺すぐらい混ぜることで、焼いたときにだれてクリスピーな仕上がりになる)
4;8分から10分狐色になるまで焼く。オーブンから取り出し1分ほど冷ましてからクッキーシートからはずす。
*計量はアメリカカップ240ml。しかし卵小さめ、計量スプーンでの計量を心持ち軽く、日本のバニラエッセンスは濃いので数滴、にすると日本のカップ200mlにも対応。
砂糖 1/2カップ
マーガリン、ショートニング 半々、又はマーガリンのみで1カップ
バニラエッセンス 小匙1/2
卵 1個
オールパーパスフラワー 1と3/4カップ
ベーキングソーダ(重曹) 小匙1
塩 小匙1
ブラウンシュガー 3/4カップ
刻んだナッツ 1/2カップ
チョコチップ 1カップ
1;オーブンを375F(190℃)に熱しておく。大きいボールにやわらかくした油脂類、砂糖類をいれ、ふわふわになるまで泡だて器で混ぜる。さらに、卵とバニラエッセンスも加え混ぜる。
2;オールパーパスフラワー,ベーキングソーダ、塩を加える
3;よく混ぜる
(ポイント:粉を加えてから良く混ぜるというのが常識とは違うところですが、この配合ですと重くならず、むしろグルテンを殺すぐらい混ぜることで、焼いたときにだれてクリスピーな仕上がりになる)
4;8分から10分狐色になるまで焼く。オーブンから取り出し1分ほど冷ましてからクッキーシートからはずす。
*計量はアメリカカップ240ml。しかし卵小さめ、計量スプーンでの計量を心持ち軽く、日本のバニラエッセンスは濃いので数滴、にすると日本のカップ200mlにも対応。
Selfishness
たった一本のミスコールにこんなに心が揺さぶられる。
わかっていたはず。
これ以上お互いの世界を共用できないのに、どうやって近づけばいいのか。
一緒に笑っているだけでは足りない。
もっと、わかり合いたい。
だけど、この環境の違いを、どんな言葉で説明できるのか。
恋愛を、終わらせることは、つらくて、かなしくて、心が痛くて。
でも、自ら終わらせる方が、つらいんじゃないかと思った。
相手がどれだけ傷つくかを考えると、できない。どうしても。
でも、相手に終わらせてほしくて、
そうしたらまた良い関係が築けるのでは、と考えるけれど、
実際にその時が来るのに怯えている。
目の前に突きつけられるのが怖い。
じゃあ、どうすればいいのか、わからないけれど、
その時は、前を向けるように努力しよう。と思う。
自分の世界に出ていくことをやめないように。
他にも素晴らしいことはたくさんあるから。
考えていても仕方がないこともある。
一緒にいた時間を、
あの優しい時間を思い出すと、
胸が締め付けられるけれど、
この先が見えない関係には、
きっとどこかに終わりがあるのだろう。
Monday, June 15, 2009
Marriage Blue
Monday, June 8, 2009
EXILES
(2004)
Directed by Tony Gatlif.
With Romain Duris, Lubna Azabal, Zouhir Gacem.
整いすぎた構図が少し居心地が悪い気がしたけど、
色鮮やかで異国情緒あふれる絵と力強い音楽に誘われた。
主人公のふたりの、自由だけれど、どうにもならない、行き場のない気持ちが溢れていて、
うまく言葉にならない、その感情に共感した。
旅行中に、窓から全く知らない景色を眺めながら、
でも音楽で世界を遮断して、自分の世界に浸る瞬間が恋しい。
印象に残ったシーンがたくさんあって、
バイオリンと壁と埋める音
サッカー場でめちゃくちゃに踊るナイマ
海辺で奔放に戯れるふたり
廃墟で祈る兄弟
ガラスの瓶と靴音がリズムを奏でる砂浜
赤茶けた世界とみずみずしいオレンジの対比
花に囲まれたお墓とヘッドフォン
スーフィズムの世界は見ててぐったりしたけれど、
いつ何が起こるか分からなくて目が離せなかった。
美しい映像で混沌として厳しい現実が表現されてた。
ヨーロッパに向かう群衆と、逆流してアルジェに向かうふたり。
現実とか、日常ってなんなんだろうね。
夢を見て求めてその末に行きつくとこ。
Transylvania
(2006)
Directed by Tony Gatlif.
With Asia Argento, Amira Casar, Birol Ünel.
_
彼の描く女は、感情を知っている。
彼女たちを見ていると、自分には感情がないのではないかと思うくらい、
喜び、悲しみ、怒り、愛する。
自分が感じたものを全く疑わない。
細い体から溢れる生命力。
痛々しくも見えるその生き方で、捜し求めるものは何なのだろう。
異国な感じと、異様な感じ。
音楽との完璧な組み合わせ。
自分のルーツを求める。
どん底まで傷ついて、次々に皿を割りながら
弱弱しく、でも、力強く踊るシーン。
体中のタトゥーが、彼女のこれまでを表し、
その上に書き込まれた生命が、これからを表す。
夜の闇につるされたシャンデリア。
不釣り合いに華美な装飾品から放たれる真白な光と色を失った枯れ木。
美しい。
人間の力でできることは限られているけれど、
思っているよりも多いのかもしれない。
Vengo
(2000)
By: Tony Gatlif
With: Antonio Canales, Orestes Villasan Rodriguez
素晴らしい。
歌、踊り、アンダルシアの乾いた空気。
閉鎖的な地方の世界が、そこに生きる人々が生き生きと描かれている。
Vengo = Vengar 復讐する
しがらみの中で生きているのはどこの世界でも同じだと思う。
その中で交錯する愛情と憎しみ、喜びと悲しみ。
ふっとした瞬間に大切な人に見せる、カコの笑顔。
Galif監督作品の中でも、Transylvaniaと張るくらい好き。
監督の、友人と住み慣れた土地で撮影されたこの作品。
ひしひしと監督の愛情が伝わってくる。
フラメンコ、ヒターノ、アンダルシアの生活。
観ていて、心が締め付けられるほど愛しくなる映画。
Naci en Alamo
Arrinconamela
Wednesday, June 3, 2009
Jamon Jamon
(1992)
Directed by Bigas Luna.
With Stefania Sandrelli, Anna Galiena, Juan Diego.
この空気は大好き。
色と街なみが特別美しくはないけど、スペイン中部らしくて懐かしい。
話の展開が、これはないでしょうって思うけれど、共感できなさ過ぎてある意味すっきり。
ハモンで殴り殺してしまうなんて、唖然。
オウムがよくわからないけどエロスだった。
マッチョで頭の悪い男たちと、それを簡単に信じてしまう若い女。
なんだかすごく複雑で単純ね。
Bigas Lunaの作品は、いつも、愚かな主人公と、美しい背景と、どろどろしたエロス。
この監督は、男女の愛とか、信じてないのかも、と思ってしまう。
Directed by Bigas Luna.
With Stefania Sandrelli, Anna Galiena, Juan Diego.
この空気は大好き。
色と街なみが特別美しくはないけど、スペイン中部らしくて懐かしい。
話の展開が、これはないでしょうって思うけれど、共感できなさ過ぎてある意味すっきり。
ハモンで殴り殺してしまうなんて、唖然。
オウムがよくわからないけどエロスだった。
マッチョで頭の悪い男たちと、それを簡単に信じてしまう若い女。
なんだかすごく複雑で単純ね。
Bigas Lunaの作品は、いつも、愚かな主人公と、美しい背景と、どろどろしたエロス。
この監督は、男女の愛とか、信じてないのかも、と思ってしまう。
Klimt
(2006)
Directed by Raoul Ruiz.
With John Malkovich, Veronica Ferres, Stephen Dillane.
期待はずれ。すごく楽しみにしてたのに。
確かに、装飾は美しかったけれど、古めかしい感じがなく、セット感丸出しで薄っぺらい。
クリムトのねっとりした世界観がなかったのがすごく残念。
もっと濃い空気を期待してたから、その明るさと演技が私は気に食わなかった。
妖艶さも、物足りない。
ただ、夜の雪のシーンと金が舞うシーンは美しかった。
照明を落としたジャポニズムな部屋も素敵だった。
こんな美しい時代を生きた、画家の人生。
絵としては、綺麗だけれども、もっと、と思ってしまうのは、
クリムトへの憧れがあまりにも強いから。
Tuesday, June 2, 2009
Affectionate
愛情。
自分が思っていることは、相手にも伝わる。
それで、関係がうまくいったり、ぎすぎすしたりする。
なかなかできないけど、常に100%の愛情で、人に接したい。
言葉ではなくて、伝わっていくから。と、反省した一日。
それにしても、私はsweetsを買ってきてくれる人に弱い。
自分がいないところで、自分のことを考えて何かをしてくれたっていうのがうれしいんだと思う。
たーっぷり愛情をかけてくれたら、私も十分にお返しするのに、と思うのは甘くて、
大好きな人たちには、自分からたーーーーっぷりと愛情をかけましょう。
これから、まだまだたくさんの人たちに会う。
そのことに、どきどきわくわくしている反面、とても不安を感じたりする。
いま、周りにいる人たちが素敵すぎて、大好きすぎて、こんな人にもっと会えるのかな?
でも、先のことばかり考えて、周りの人を大切にしないのはもったいない。ね。
3/June/2009 After OKADA
La Puta y La Ballena
(2004) Argentina
Directed by Luis Puenzo.
With Leonardo Sbaraglia, Aitana Sánchez-Gijón, Pep Munné.
哀愁漂うバンドネオンの音と、官能的なアルゼンチンタンゴ。
哀しみを湛えた、美しい映像に監督の美学が込められている。
現在と過去が交錯し、一つの世界になっている映画の中。
女性の強さと、哀しさ。
強い”女”になろうと思った。
”女”としての強く生きることは、男性とはきっと違うから。
したたかに、たくましく、美しく生きるこの映画の女性たちは美しい。
アルゼンチンの自然の映像が美しくて、未知なる世界への旅に憧れた。
打ち上げられて、どこへも行けない鯨が、それでも誇り高くその場に存在することが、
自由がなくても、誇り高く生きている女性を連想させた。
どんな制限があったとしても、自分の運命は自分で決める。
Karamazovi
(2008) Czech
Directed by Petr Zelenka.
With Martin Mysicka.
EUフィルムデーズ2009
カラマーゾフ兄弟HP
ポーランドの鉄工所を舞台にしたオルタナティブ・フェスティバル(演劇祭)。
観客の生活の場に芸術を組み込むことで、身近に感じてもらおうというプロジェクトは、
教養ある企画者が考えそうなこと。
しかし、あくまで生活の場であるその場所では何が起こるか分からない。
そして、その場所で起こったことは、全てが現実。
なぜ、子どもがその場にいたのかはわからないけれども、
「こんな企画さえはじめなければ。」という台詞からも、何か関わりがあったんだろう。
芸術を広く市民に、と上が言ったところで、その効果は実際に試してみるまで分からない。
子どもを亡くした父親は、日常に突然入り込んできた演劇を、真摯に受け止めた。
もしかすると、これが、彼の初めて観る演劇だったのかもしれない。
現実と、芝居の差があいまいになる空間。
暗い鉄工所の中、吊るされた鉤と、飛び散る火花が地獄を連想させる。
その中でも、ステンドグラスから入るほのかな光。
緑溢れる庭が現実世界に引き戻してくれるけれど、境はあくまであいまいなまま。
工場のガレージが開いて、影絵のように役者が並ぶシーンが印象的だった。
悲しみを背負った黒髪の女の人が、賛美歌で劇を終えるのは、それでも消えない希望なのかな。
Tuesday, May 26, 2009
Persepolis
(2007)
Directed by Vincent Paronnaud, Marjane Satrapi.
イラン革命を経験した、ある女性の一生。
テロや政治だけではない、ある一国で普通に生きている女性。
アニメだからこそ、全く異なる環境をすんなりと受け入れて、感情移入することができた。
フランス語も平易で、流れもゆっくりなので、フランス語の授業にいいかも。
影絵のような、白黒の絵が、エキゾチックで美しい。
絵本を読んでいるような映画。
オーストリアで"Je suis Française"という彼女がかなしくて、でもその気持ち少しだけ、わかる。
自分が属するものであり、自分では選べないもの。
女性の抑圧と、西欧化への反発。
理不尽。
もう、いったい何なのかしら。
Monday, May 18, 2009
Maria Llena Eres de Gracia
(2004) Colombia
Directed by Joshua Marston.
With Catalina Sandino Moreno, Virgina Ariza, Yenny Paola Vega.
主演;カタリーナ・サンディノ・モレノ
パリジュテームでも印象が強かった。
あどけなさが残る顔と、暗くて意志の強い瞳をもったマリア18歳。
ふっと見上げた青空がきれいで、無性に何かをしたくなることがある。
普通の日常の裏にある、淡々と続くもうひとつの世界。
すごく暴力的なシーンが映るわけではないけど、それが生々しくて痛い。
流れ落ちる汗と息が詰まりそうな空間。
どこにも行けない。
何も変わらない。
選択肢を与えられるってものすごく幸運なこと。
彼女は自分で人生を掴み取った。
でも、できずに一生を終える人は世界にどれだけいるんだろう。
これが日常。
私の知らない世界の一面。
対比、メッセージが直球で伝わる。
大好きな映画のひとつ。
Meduzot
(2007) Israel
Directed by Shira Geffen, Etgar Keret.
With Sarah Adler, Nikol Leidman, Gera Sandler.
イスラエルで撮られた、全編ヘブライ語の映画。
新鮮。
ヨーロッパの地方都市のような背景から流れてくる耳慣れない言葉。
虹色に塗られたホテルがシュール。
バティア
結婚式場で、ピカピカ光るティアラをかぶって働く。
恋人と別れたその直後に、きれいな格好で笑顔を振りまく。
結婚式って不思議な場所。
温かい感情だけであってほしいけど、それだけじゃない。
海から現れた、浮き輪の女の子。
浮き輪を取ろうとしたときの表情と金切り声。
両親から十分に愛情を受けてきていないと感じたから?
青白い部屋の中、水に
母親のポスターの前に立ち尽くす雨のシーン。
マイケルとケノン
新婚のハネムーンがカリブから市内のホテルに。
開発のために建てられたらしいホテルは、海に面しているのに海が見えない。
すれちがいはささいなことから起こるから。
出演している女優、全員が本当に美しかったけど、
特に、謎の女性が美しかった。
ゆったりとした体のラインがすごく美しい。
ジョイとマルカ
フィリピン人のジョイの表情と演技。
少しずつ育つ思いやり。
ことばはとても重要だけど、相手を想う気持ちは、もっと大切。
不可解で美しい映画。
Directed by Shira Geffen, Etgar Keret.
With Sarah Adler, Nikol Leidman, Gera Sandler.
イスラエルで撮られた、全編ヘブライ語の映画。
新鮮。
ヨーロッパの地方都市のような背景から流れてくる耳慣れない言葉。
虹色に塗られたホテルがシュール。
バティア
結婚式場で、ピカピカ光るティアラをかぶって働く。
恋人と別れたその直後に、きれいな格好で笑顔を振りまく。
結婚式って不思議な場所。
温かい感情だけであってほしいけど、それだけじゃない。
海から現れた、浮き輪の女の子。
浮き輪を取ろうとしたときの表情と金切り声。
両親から十分に愛情を受けてきていないと感じたから?
青白い部屋の中、水に
母親のポスターの前に立ち尽くす雨のシーン。
マイケルとケノン
新婚のハネムーンがカリブから市内のホテルに。
開発のために建てられたらしいホテルは、海に面しているのに海が見えない。
すれちがいはささいなことから起こるから。
出演している女優、全員が本当に美しかったけど、
特に、謎の女性が美しかった。
ゆったりとした体のラインがすごく美しい。
ジョイとマルカ
フィリピン人のジョイの表情と演技。
少しずつ育つ思いやり。
ことばはとても重要だけど、相手を想う気持ちは、もっと大切。
不可解で美しい映画。
inshight
Monday, May 11, 2009
Cafe Liberte
La Maison du Chocolat
夢
(1990)
監督;黒澤明
こんな夢を見た・・・と始まる8つのエピソード
「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤冨士」「鬼哭」「水車のある村」
黒澤監督の、白黒の美しさが私は好きだけれど、
カラーになって、現代の映画を見慣れている目には古臭いという印象が残った。
もちろん映像美に圧倒されるところもあるのだけれど。
日米合作。
「日照り雨」の迫力と、狐の嫁入りの表現は、不気味さと美しさが際立っている。
「桃畑」も映像が美しかった。
「雪あらし」はよくわからない。
「トンネル」は、戦争の無意味さやそれに対する怒り。
吠える犬は、戦争に対する憎しみを表しているのか。
「鴉」は、ゴッホ。これもよくわからなかった。
「赤富士」は、当時の世界の現状を、そして今日も変わらない人間の愚かさを表している。
人間は、絶対に安全な世界には住めないのだろうかと考えた。
「鬼哭」は、環境破壊と階級社会。化け物たんぽぽと、人間の鬼。
「水車のある村」は、他のエピソードとはがらりと雰囲気が変わって、この監督が憧れていた世界がわかる。
黒澤監督、好きだなぁ。
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