Friday, October 30, 2009

Voces Inocentes

(2004) Mexico
Directed by Luis Mandoki.
With Carlos Padilla, Leonor Varela, Gustavo Muñoz

生きる権利。
全ての人間は幸福に生きるために生まれてくる。
それを強く意識させられた映画。

1980年から12年間もの間続くことになるエルサルバドルでの内戦。
12歳になると徴兵される少年たち。
この話が実話であることが重い。

中南米の映画に出てくる教会と学校。
実際に自分の真実を貫いた聖職者はどれくらいいたのだろう。
それでも、こういう人がいたと思うと胸が熱くなる。

禁止された歌を聴きながら歩くChava
子どもをかばうために自ら盾となる神父。

何を守るために戦争を始めたのか。
何かを守るために、誰かの大切な人を傷つける。
そんな状況に置かれて、麻痺する感覚。

同じ環境にいた子どもが、
無邪気に笑い合っていた仲間だったはずなのに、
武器で人を脅すことを覚える。
本当は何のために戦っているかすらわからないのに、
必死に銃を撃つ。
そうしなければ自分が生き残れないから。

非人間的に見える兵士たちが、
ヘルメットをとった瞬間に見せる人間の顔。
選んだわけではない。

Gringo
アメリカ兵に与えられたガム。
おいしかったガムが、
一瞬にして味を失う。

銃弾が飛び交う中、
生命の危機にさらされた環境で、
静かに歌うtechos de carton

大切な人を想う気持ちがひしひしと伝わる。

Farabundo Martí National Liberation Front (FMLN)
反抗と犠牲

兵士は、指導者は、何を求めているのだろう。
何を求めて非人間的になるのだろう。

罪のない人々が敵に見え、
敵を全て消滅させようという心理にたどり着くには、
どのような経緯があるのだろう。

75000人が殺されたエルサルバドルの内戦は終わったけれど、
世界には300万人の少年兵がいるという事実を訴え続ける。

Sunday, October 25, 2009

笑顔

どんなところにいても、
変わらずにこにこしている彼女を見て、
ああ、すごいなと思ったところ。

パワーと魅力に溢れていて、
素敵。

Saturday, October 24, 2009

Machuca

(2004) Chile
Directed by Andrés Wood.
With Tamara Acosta, Matías Quer, Alfredo Ahumada.

1973年のSantiago de Chile
裕福な家庭の少年たちが通う私立学校。
そこに貧困層の少年たちが連れてこられる。
彼らを兄弟のように受け入れなさいと。

戸惑う子供たち。
それまで”見たことのない”世界が自分のテリトリーに入ってきたのだから。
しかし、次第に距離が近づくGonzaloとMachuca。
自分にはない環境を新鮮に感じ、仲良くなっていく。

親たちの集まる礼拝堂。
富裕層と貧困層の対立が強調される。
こんなに近くにいるのに届かない。

Machucaの母親の言葉が胸にしみる。
世界は変わらない。弱者はいつまでも弱者であると。
貧困の輪を思い出した。

それに対するGonzaloの母親。
子供たちをりんごとなしに例えてちがいを強調。
それに対して父親が「ちがうからこそ一緒にするんだ」というけれど、
人間が”ちがう”という時点で奢りだと思った。
MachucaとGonzaloの何がちがうかと言えば、環境。それだけ。

信念に基づき、ばからしく見えることもあっても、少年たちの教育に全てをかけたPadré McEnore。
"Este ya no es un lugar sagrado." "El Señor ya no está aquí"と、火を消すシーン。
涙を流し続けながら聖体をむしゃむしゃと食べきる。
だけど、彼の伝えたかったことは少年たちに伝わっていると思う。
何も感じていないように見えるGaston少年の中にも。
それがこの先の行動に表れなかったとしても。

それぞれが家族に対して悩みや問題を抱えている。
自分の、家族の幸せ。

それが踏みにじられる。
人間が、人間として扱われない。
その痛みは政治家たち、兵士たちには届かないのか。
ナショナリスタのデモに参加する富裕層。
他人の痛みを感じることはないのだろうか。
気がついていないのだろうか。

同じ時代、同じ場所、同じ年齢の少年が経験する大きな違い。
Mira me!と叫ぶだけで助かるGonzaloとどうしようもできないMachuca。

国際的な反応もFIFAの表面的な調査による判断で隠されてしまう。
壁の落書きNo a la guerra civil!がA la guerra civil!に変わり、全ては闇の中へ。




Sunday, October 18, 2009

順序

生活においての優先順位。
食が第一位なことに気がついた。
一緒に食事をして、その喜びを分かち合えること。
些細なことかもしれないけど、大きなこと。

恋愛において、どんなに性格があっても、
食への気持ちがちがったらだめかもしれないと思うくらい。
物事へのこだわりはあまりない方だと思うけど、
食については普通以上かもしれない。

おいしく食べたい。
健康的に食べたい。

原形が見えないものは食べたくない。
作った過程が見えるものが食べたい。

肉食はなるべく減らしたい。
代わりにチーズ食にしたい。

新しいもの、ちがうものを食べたい。

すきな人と一緒に食べたい。
おいしいね、って言いながら食べたい。

体の求めるものを食べたい。

あれ?言いたいことが変わっちゃった。

Sunday, October 11, 2009

Valentín

(2002) Argentina

家族とは。
愛とは。
幸せとは。

自分の力ではどこにも行けないとき、
それならばどうするか。

Like a Dream

特別って、降ってくるものじゃなくて、
自分で作るものだって思えるようになったのは、
人生の宝物のひとつ。

時間を大切に使おう。
最近少しできてる気がする。

特別な人がたくさんいるって幸せ。
それを相手にも感じてもらわなきゃね。

Monday, October 5, 2009

I (Heart) ...


好きなことを考えてたら、まとめてみたくなった。

踊ること、サルサ、サンバ、ジャズダンス、水の中、海、ビーチ、ビール、デリリウムビール、パナシェ、サングリア、グリューワイン、シナモンロール、カップケーキ、アイシング、キッチン、料理、大好きな人とのごはん、おうちごはん、外のテラス、優しい色の明かり、石造りの街、青い空、道端に残されただれかの言葉、ロマンス語の響き、フランス、果物摘み、手作りのジャム、艶のある赤色、肌触りのいい生地、ふざけたパジャマ、ガールズナイト、お風呂、いい香りのお風呂グッズ、ロクシタンのシャンプー、香水、ナイトアウト、ファンシードレス、パーティー、GH、芝生、お外で飲むこと、シャンパン、ひらひらしたドレス、凝った作りの靴、卑弥呼、カラフルな靴下、ワンピース、ピクニック、お花見、東京、ICU、英語、本、江國香織、きれいで曖昧な日本語、言葉を勉強すること、スペイン語、ラテン音楽、アンダルシア、モダニズム建築、ルイス・ドメニク・イ・モンタネル、ホアン・ミロ、ピカソ、ゴッホ、ジャポニズム、クリムト、ヨーロッパ映画、フリオ・メデム、Los Amantes de Circlo Polar、Jeux des Enfants、Children of the Nature、黒沢明、尾道、田舎の夏、写真を撮ること、鮮やかな色、新しいもの、人に出会うこと、アイデンティティースタディー、旅行、バックパック、だれかの家、お庭、友達とのお茶、ホットチョコレート、牛乳、マシュマロ、お風呂の後にビーズクッションに埋もれて誰かと観る映画、伝統、高級感、フォーシーズンズホテル、椿山荘、ゴルフ、スコットランド訛りの英語、

えびアボカドサラダ

えび
アボカド
マッシュルーム
たまねぎ
トマト
レモン
塩こしょう

=サラダ

Sunday, October 4, 2009

かぼちゃのニョッキ

かぼちゃを茹でてから、つぶす。
そこに卵黄、塩を加え、小麦粉を入れて練る。
冷蔵庫で寝かせる。
ソースを作ってゆでたニョッキに絡める。
おしまい♪

My Way to the Cupcakes

Icing♪
Icing Sugar; 100g
Butter; 50g
Hot water; 2 tea spoons

Victoria's Cake
Self-rising flour; 250g
Sugar; 250g
Butter; 225g
Baking Powder

Saturday, October 3, 2009

My Loves

心がぎゅっとなったときに、笑顔をみるとほっとできる。
本当に、心から彼らの幸せを願う。

もっと言葉にしていいのかもしれない。
真っすぐに向き合える土台は整ってる。

たくさんの人に出会って、その中で何かを感じたからここまできた。
出会いの幅を狭めるのは絶対に嫌だけど、
一緒にいる人は妥協できるものじゃないな、と思った。

会いたいな。

Friday, October 2, 2009

Chariots of Fire

(1981)
Directed by Hugh Hudson.
With Nicholas Farrell, Nigel Havers, Ian Charleson.

伝統と技術が対立する時代のイギリスの若者たちの話。
一人は神のために、もう一人は自分自身と民族のために。

中国という異国の地に生まれ育ったが、
家族と血統により自然にイギリス人と認められる中流階級のエリックに対し、
ケンブリッジ大学進学というエリートココースを歩み、
自分をイギリス人と意識しているにも関わらず、
名前がユダヤ人である故に差別を受けるアブラハム。

一人は、走ることを自らの武器とし、
もう一人は、走ることを神への献身と認識する。
自分の持つ理念を疑わず、真摯に前に向かう二人。

ナショナリズムの要素は、アブラハムが自分のためだけでなく、
自分の民族のために走ったという点にも表れているのではないか。
それに対し、自らも、周りもスコットランド人と認めるエリックが、
自分の国の王子に頼まれても日曜の出場を拒んだのには、
宗教が彼にとってのプライオリティーであったという要素だけでなく、
イギリス人⇔スコットランド人という差もあるのではないか。

良き伝統を代表するアンディーは才能に溢れ、かつ努力もする。
ただ、シャンパンを置いての練習が何を表すのかが分からなかったけれど。

悪しき伝統を表すケンブリッジの教授たち。
アマチュア理念を掲げ、努力を個人の欲望と見なす。
紳士として負けるべきだと。

マージナルの位置にあるコーチとアブラハムの関係。
自らのペンダントを渡し、息子よ、と呼ぶのは周縁の者という二人の立場。

そして、技術に支配され、ある意味悪役の位置にあったアメリカ。
お揃いのスエットに、胸には国旗、機械的な動きで成果はあげるが、
本質的な何かが足りないと顕著に表れている。

オリンピック後、帽子のふたが抜けるシーンは、
宗教、民族の壁を超えたことを表しているのかな。

St Andrewsのシーンが美しい。
West Sand

Thursday, October 1, 2009

Pourqoui...?

"Pourquoi vis-tu?"
"Pour aimer..."