Tomás Cimadevilla
製作国がスペインだと言われてみると、確かに。
スペインのいまどきの映画の流れを踏んでいる。
目に焼きつく過激な映像と女性の強さ。
これが現実だというのだから痛い。
この世界に生まれ、外に出る術を持たない。
人間、誰もが制約を持って生まれてくるけれども、その差は余りにも大きい。
売春という商売が成り立つこと。
性にはそれほどの魅力があるんだと改めて実感。
生きていくのに必死な生活にあってもお金を出したくなるほどの魅力が。
社会の問題を一気に解決する特効薬はない。
価値観を変えてその中で精いっぱい生きろってことかな。
それでも、何かできることがあると、世界が変えられると思っている人間がいるからこの映画ができた。