Tuesday, May 5, 2009

Carnages


(2002)
Directed by Delphine Gleize.
With Chiara Mastroianni, Ángela Molina
  
日常と隠された苦悩?
   
間違いなく私の好きな系統の映画。
あんまり期待せずに見始めたけれど、
始まってすぐ姿勢を正した。
   
鮮やかな色と艶。
毎シーンが意味深な絵になる。
言葉が少なくて、音楽と絵で見せる。
  
闘牛には反対だけど。
でもこの映画が好きなのは牛が解体されていくシーンを淡々とアートにしているところ。
   
死を暗示するものがうさぎと鳩。
ひとつだけとれた濃いネイルとピンクのコート。
どうしたらいいかわからず宙ぶらりんの赤ちゃん。
女の子の光る角。つの毒。
  
翻訳の日本語が、つの毒とか訳し方が好きなところもいっぱいあったけれど、
本文とずれたところがいくつかあって気になった。
それもねらったのかな。
  
グロテスクなシーンも含め、 その鮮やかな色と奇抜な組み合わせ。
どのシーンも飾っておきたいぐらいきれいだった。